近年空き家問題が注目されていますが、放置するわけにもいかず、空き家を解体したいという相談をする人が多くなりました。
しかし、空き家を解体するとなると当然解体費用などがかかってくるため、ローンを組みたいと考えている人も少なくないでしょう。
本記事では、空き家を解体する際にローンを組むことができるのか、そして低金利で借りることができるのかについてまとめていきます。
【解体工事のローン】空き家を解体する際にローンは組める?
空き家解体ローン登場の経緯
これまで、空き家を放置していた人がローンを組んで解体工事を行おうとした際、その後に家を建てる予定がないなら組めないと答えられるケースが非常に多かったです。
しかし、あまりに空き家問題が加速していったことから、最近では、空き家解体ローンという商品の取り扱いが各地方の銀行などで開始されるようになりました。
空き家解体ローンとは?
空き家解体ローンは、空き家の解体資金に限定して利用が可能なローンで、担保や保証人が不要で利用しやすいローンとなっています。
満20歳以上で収入のある人であれば、基本的には誰でも申し込みが可能となっています。
【解体工事のローン】空き家解体ローンは低金利?
気になる空き家解体ローンの金利ですが、取り扱う銀行によって異なるとはいえ、基本的には2~4%程度以内で収まるところがほとんどです。
カードローンの金利が10%以上あることを考えると、かなりの低金利で借り入れができますね。
通常のカードローンと比べ、空き家問題は自分だけの問題に限らず、近隣住民とのトラブルに発展する可能性もあり、空き家問題の解決が地方創生の取り組みの一環として考えられているため、ある程度低金利で借り入れができるようになっています。
あくまでも空き家解体のために、国や地方の斡旋があった上での低金利だったり、生まれた商品サービスであるため、決して空き家解体ローンに関係のないところでの借り入れ金の利用には気を付けましょう。
まとめ
空き家の解体工事の際にも、基本的には空き家問題は国をあげて解決すべき問題で、決して個人の問題だけではないという側面を持つため、低金利かつ無担保、保証人なしで借り入れることができます。
もし空き家問題で放置した建物があれば、空き家解体ローンを利用して、他人の迷惑にならないようにという意識を持って、解体に着手してみてはいかがでしょうか?